君山銀針

君山銀針 に関する記事です。
中国湖南省産の黄茶。
名前だけ見ると、「銀針」という名のせいで、
白茶の「白毫銀針」と混同してしまいます。
でも見た目は全然違います。
…と言っても、新茶の時はきれいなグリーンなので
お店で見かけたら「何て言う緑茶ですかー??」
って聞いてしまいそう。

低めの湯温で、ゆっくりと抽出するお茶。
一時間ほど待つと、シロップのようなとろみのある
麗しい黄金色のしずくに。

「君山銀針」は、かつての皇帝献上茶。
時間をかけ、のんびりとお茶を楽しむさまは
優雅な中にも、怠惰というか退廃的な香りがします。
日本の宮中言葉に「おゆるゆる」という言葉がありますが
まさに、そんなひと時。

以前読んだ西太后を主人公とした小説の中にも
咸豊帝が気の進まない政務の合間に飲む、
というシーンがありました。
当然(?)このお茶を飲んだ皇帝は
仕事に対する意欲を喪失してしまい、
西太后をいらいらさせてしまう。
読んだ当時は
「お茶くらい自由に飲ませてあげましょうよ。」
と思ったものですが、このお茶を飲むと
皇帝のだらだらしたくなる気持ちがよく分かる。

「仕事の最中に飲むお茶と違う!」

いったん飲んでしまったら、心も体も「おゆるゆる」に。
何もしない午後に飲むべきお茶です。
皇帝の臣下ももっとピリッとした味わいのお茶を選べば
良かったのにね。

[RSS] [Admin] [NewEntry]

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nekozoratea.blog104.fc2.com/tb.php/6-2f892a08
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック